小さな世界の奥深さに魅せられてしまった飼い主の備忘録。
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黒いつぶつぶ・・・そう、オスアリです。

去年に引き続きまして、このコロニーでは今年もオスアリを生産しています。

しかも去年に比べてかなり大量です。
コロニー規模に見合った数、というところでしょうか。

去年に引き続き、ということで気付いたことがあります。

年を越して成長してきた越冬幼虫がオスアリになっています。
しかも越冬幼虫のほぼ9割、いえそれ以上の割合がオスアリになりそうです。

もちろん、越冬幼虫からはわずかですが働きアリも生産されています。
IMGP5893.jpg

オスアリの方が成長に時間を要するようです。
今日の時点ではオスアリはまだ蛹で、やっと色付いてきた個体が出てきたくらい。

一方、越冬幼虫からの働きアリは5月末くらいにはほぼ全てが羽化し終わりました。

今年産卵組はまだ幼虫の段階。エサの関係でうっすらとピンクになってるのが今年組です。
IMGP6019.jpg

そのうち今年産卵組の幼虫が蛹になりはじめると思いますが、今度は働きアリとオスアリのどちらが生産されてくるのかがとても気になっています。

少し話が戻りますが、今年始め、越冬中にキイシリQ0コロニーで有翅雌の生産か?と思われる幼虫が出現しました。
後に冷蔵庫に放り込んだら全て死んでしまいましたが・・・汗


ということは、もしかして・・・

キイロシリアゲアリの有翅雌とオスアリは、年をまたいで成長してきた越冬幼虫から生産されるのかも知れません。
そして羽化のタイミングは6月から7月頃の初夏にかけて。
なんとなく、つじつまが合います。


ただ、去年は飛行の時期を待たずしてオスアリは全て食べられてしまったんですよね。
コロニー規模が大きくなれば、オスアリは安定して維持されるのでしょうか?

ふぅむ・・・今年はどうなるか・・・


余談ですが、オスアリを積極的に生産してるせいかどうか、このコロニーではエサの食いがものすごくいいです。
時間こそかかりますが、与えたミルワームが3日ほどすると殻すら残りません。
食べたものは一体何処に消えていくのか、全く持って不思議です。

生殖虫を生産するとなると、もの凄いエネルギーがいるのかも知れません。




冷蔵庫から出した直後のクロオオアリ。
女王倒れてますが死んでません。ケースを動かした拍子に倒れてしまったようです。

先日、亜高山帯の気候に順応したムネアカオオアリの活動期間を調整する試みで、わざと遅くまで冷蔵庫で越冬させてました。

今度はクロオオアリ。
こちらは活動期間をカウントダウンしてるかどうかの検証です。

昨年採取した新女王4個体。それぞれが無事にコロニーを立ち上げ越冬に入りました。
その後、冷蔵庫に放り込んだんですが、うち2コロニー(クロオオAとクロオオC)だけはムネアカと同じく5月まで冷蔵庫で寝かせ続けました。

起こしたタイミングはムネアカと同じで5/10。その後の世話もムネアカや他のアリ達と同じです。


これで越冬モードに入るタイミングがずれてくれたら、とてもおもしろいんですけどね。
飼い主としてはそれを期待してのことなんですが・・・

一方、もしかしたら温度依存的にみんな同じタイミングで越冬モードに入ってしまうかも知れません。
それはそれで十分ありうる・・・

はたまた、みんなバラバラ、差がよくわからずに越冬モード、なんてことも・・・
それぐらいの振れ幅はあるかも??

いずれにしても、4つもコロニーがあるんだから、せっかくだから試してみようと思いました。
どんな結果になるか今から楽しみです。


覚書

5/10 冷蔵庫から出しました。このときの室温は22℃。いきなり4℃から22℃の気温差だったがダメージ無し。

5/11 最初の蜜エサ。以後、通常通りのエサやり。

 /17 全ての越冬幼虫の色が変わり発育モード。

 /22 2コロニーともに産卵確認
 /23 クロオオA 卵18個   室温23℃
      クロオオC 卵10個

 /30 クロオオAで繭出来始める  繭1

今日(6/5)の時点でクロオオCではまだ繭は出来ていない。


IMGP5741.jpg   

春になってもしばらく冷蔵庫で眠って貰っていたムネアカオオアリ2コロニー(亜高山帯採取と低地竹割採取)を起こしました。

以前にも書きましたが、高地環境に順応しているであろうムネアカオオアリの活動期間を調整しようという試みです。

特に女王アリは長期間の暑さをしのげないのではなかろうか?

昨年の経験(失敗)から推察された活動期間はおよそ4ヶ月。
4ヶ月目に秋を迎えられる様に起こました。

なんとなくですが、クロオオアリやムネアカオオアリは越冬から目覚めた時から活動期間をカウントダウンしているような気がしてます。

ムネアカが刻む一年間のリズム。これを何とか平地の気候に一致させられればと思っています。

果たしてどういう結果となりますでしょうか。


覚書

5/10に冷蔵庫から出しました。

このときの室温は22℃。
いきなり4℃から22℃で気温差によるダメージをかなり危惧しましたが、今のところいたって元気です。

5/11 もうすっかり目覚めた様で働きアリは採餌行動。通常通りのエサやりを始めました。
 /14 女王のお腹がボンレスに。

 /17 全ての越冬幼虫の色が変わり、完全に発育モード。

 /20 亜高山帯採取のムネアカで産卵開始    卵3個  室温22℃
 /21 低地(竹割)採取のムネアカでも産卵開始 卵4個

 /25 亜高山帯採取のムネアカで繭出来始める    繭1  室温24℃
 /29 低地(竹割)採取のムネアカでも繭でき始める 繭1  室温23℃

IMGP5874.jpg  ←亜高山帯採取のムネアカの繭

ん?かなり成長が早い?

今日までの気温幅をみていると最低22℃、最高で24℃。
外の気温の変動に比べて割りと室温は落ち着いている。

もしかしてこの温度帯が至適温度なのかもしれません。


   IMGP5852.jpg   IMGP5854.jpg

越冬幼虫からの成長組で羽化が始まりました。
まだ蛹もたくさんあって、前蛹もかなりあります。
今年産卵組の幼虫も少しずつ成長しながら数を増やしていっています。

越冬時に働きアリは135匹。
その後、春になって乾燥のせいで働きアリを少し減らしてしまいました。

ただその後の幼虫の成長は順調で目に見えて復調してきました。

あと1ヶ月くらいしたら、さらなる拡大を期待して引越しをさせようと思います。



アメイロケアリはコロニーからホストであるトビイロケアリが全ていなくなった後で、果たしてトビイロケアリの繭を受け入れるのだろうか?

以前どなたかのブログで、アメイロケに全て置き換わった後ではトビケ繭は受け入れられない、との記述を読んだ記憶があり・・・

果たしてどうだろうか?
追試を兼ねて実際に自分で確かめてみました。

結果、先達の報告通り 『受け入れない』 という結果でした。


ちょうど女王だけが死んでしまったトビイロケアリのコロニーがあったので、残された繭全てを3年目アメイロケアリのコロニーに入れてみました。

最初の反応、トビケ繭そのものへの興味が薄いようです。
それでも少しずつ、ごく一部のアメケWが繭を巣室内へ運び始め最終的には入れた繭全てが運び入れられました。

以後、見ていると日に1、2個ずつ、恐らく(間違いなく)トビイロケの繭が食べられていました。

アメイロケにしてみれば 『扱いは繭ですが、用途はエサ』 だったかも知れません。

入れた繭の数が50個以上と多かったせいなのかどうなのか、それでも数匹ですがちゃんとトビイロケアリが羽化してきました。
幾匹かは羽化まではさせて貰えたようです。

がしかしそれも僅かの間。

体色が黒く色づくことなく、羽化したトビイロケアリは数日のうちに全てコロニーからいなくなってしまいました。

アメイロケアリに排除されてしまったんですね。

見ている限りでは栄養交換すらして貰えてなかったようです。
たまに栄養交換してもらえても、逆に羽化したトビイロケからアメイロケが栄養を貰う方向のようで、それも貰うというよりも無理やり搾り取ってるというか、搾取に近い栄養交換・・・

居場所もコロニーの中心部から一番遠いところでポツ然とたたずむことが多く、完全に 『仲間はずれ』 の扱いでした。

IMGP5758.jpg   IMGP5759.jpg


寄生の最終仕上げのプロセスを垣間見れた気がしました。


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