小さな世界の奥深さに魅せられてしまった飼い主の備忘録。
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春になってもしばらく冷蔵庫で眠って貰っていたムネアカオオアリ2コロニー(亜高山帯採取と低地竹割採取)を起こしました。

以前にも書きましたが、高地環境に順応しているであろうムネアカオオアリの活動期間を調整しようという試みです。

特に女王アリは長期間の暑さをしのげないのではなかろうか?

昨年の経験(失敗)から推察された活動期間はおよそ4ヶ月。
4ヶ月目に秋を迎えられる様に起こました。

なんとなくですが、クロオオアリやムネアカオオアリは越冬から目覚めた時から活動期間をカウントダウンしているような気がしてます。

ムネアカが刻む一年間のリズム。これを何とか平地の気候に一致させられればと思っています。

果たしてどういう結果となりますでしょうか。


覚書

5/10に冷蔵庫から出しました。

このときの室温は22℃。
いきなり4℃から22℃で気温差によるダメージをかなり危惧しましたが、今のところいたって元気です。

5/11 もうすっかり目覚めた様で働きアリは採餌行動。通常通りのエサやりを始めました。
 /14 女王のお腹がボンレスに。

 /17 全ての越冬幼虫の色が変わり、完全に発育モード。

 /20 亜高山帯採取のムネアカで産卵開始    卵3個  室温22℃
 /21 低地(竹割)採取のムネアカでも産卵開始 卵4個

 /25 亜高山帯採取のムネアカで繭出来始める    繭1  室温24℃
 /29 低地(竹割)採取のムネアカでも繭でき始める 繭1  室温23℃

IMGP5874.jpg  ←亜高山帯採取のムネアカの繭

ん?かなり成長が早い?

今日までの気温幅をみていると最低22℃、最高で24℃。
外の気温の変動に比べて割りと室温は落ち着いている。

もしかしてこの温度帯が至適温度なのかもしれません。


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越冬幼虫からの成長組で羽化が始まりました。
まだ蛹もたくさんあって、前蛹もかなりあります。
今年産卵組の幼虫も少しずつ成長しながら数を増やしていっています。

越冬時に働きアリは135匹。
その後、春になって乾燥のせいで働きアリを少し減らしてしまいました。

ただその後の幼虫の成長は順調で目に見えて復調してきました。

あと1ヶ月くらいしたら、さらなる拡大を期待して引越しをさせようと思います。



アメイロケアリはコロニーからホストであるトビイロケアリが全ていなくなった後で、果たしてトビイロケアリの繭を受け入れるのだろうか?

以前どなたかのブログで、アメイロケに全て置き換わった後ではトビケ繭は受け入れられない、との記述を読んだ記憶があり・・・

果たしてどうだろうか?
追試を兼ねて実際に自分で確かめてみました。

結果、先達の報告通り 『受け入れない』 という結果でした。


ちょうど女王だけが死んでしまったトビイロケアリのコロニーがあったので、残された繭全てを3年目アメイロケアリのコロニーに入れてみました。

最初の反応、トビケ繭そのものへの興味が薄いようです。
それでも少しずつ、ごく一部のアメケWが繭を巣室内へ運び始め最終的には入れた繭全てが運び入れられました。

以後、見ていると日に1、2個ずつ、恐らく(間違いなく)トビイロケの繭が食べられていました。

アメイロケにしてみれば 『扱いは繭ですが、用途はエサ』 だったかも知れません。

入れた繭の数が50個以上と多かったせいなのかどうなのか、それでも数匹ですがちゃんとトビイロケアリが羽化してきました。
幾匹かは羽化まではさせて貰えたようです。

がしかしそれも僅かの間。

体色が黒く色づくことなく、羽化したトビイロケアリは数日のうちに全てコロニーからいなくなってしまいました。

アメイロケアリに排除されてしまったんですね。

見ている限りでは栄養交換すらして貰えてなかったようです。
たまに栄養交換してもらえても、逆に羽化したトビイロケからアメイロケが栄養を貰う方向のようで、それも貰うというよりも無理やり搾り取ってるというか、搾取に近い栄養交換・・・

居場所もコロニーの中心部から一番遠いところでポツ然とたたずむことが多く、完全に 『仲間はずれ』 の扱いでした。

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寄生の最終仕上げのプロセスを垣間見れた気がしました。


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最近になってやっとスイッチが入ったんでしょうか。アメイロケアリでやっと本格的な活動が始まったようです。

卵塊が増えてきていて、いま2つになりました。
4月末は卵塊が1つだけでしたので、ここ1週間ばかりで倍になったと思われます。

女王のおねだり行動も頻繁に見られるようになっています。
よくみると女王の腹部も少し膨らんできているようです。

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見ているとこの『おねだり』、どうやら2パターンあるようです。
女王自らが要求する場合と、働きアリが女王に食べさせようとする場合。

どちらも女王は『おねだり』しながら栄養を貰っているので同じといえば同じなんですが、きっかけが違うというか、気の利く働きアリがいる、といえばニュアンスが伝わるでしょうか。

女王が近づくと大顎をあけて、しかも口に少し戻した状態で『どうぞ!』と言わんばかりに構えます。
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でも『どうぞ!』をしている時間はすごく短くて、ちょっとでも女王が離れるとすぐにやめてしまいます。

女王が歩く先々でそういった気の利く働きアリがいるので、女王目線で言うなら、歩いてても常に顔の傍らにご飯が並んでいる状態に見えてるんではないでしょうか。
働きアリにしてみても、女王にあげたくてあげたくて仕方がない、という風に見て取れます。
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こういった行動は他のアリでは私はあまり見たことがありません。
寄生種ならではの行動、なのでしょうか。


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