小さな世界の奥深さに魅せられてしまった飼い主の備忘録。
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春の活動期に備えて新しい飼育ケースを作りました。

実は飼育しているコロニーのうち半分くらいは飼育ケースがかなり汚れてしまっているのです。
このまま暖かくなったら飼育ケースは衛生的にかなりマズイ状況になりそうです。

本当はもっと早くに準備するべきでしたが、ついつい先延ばし。
慌てて作ったというのが本当のところです。

プラケースはチューブがきつめに通るくらいの穴をあけて、絵の具で青くした石膏を敷きました。

チューブがさしてある2連ケースには2年目に入ったクロオオアリとムネアカオオアリに入ってもらうつもりです。
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クロオオアリの2つのコロニーで、ともに成長をはじめた幼虫が現れています。
半分以上の幼虫も、成長はまだですが体色が白く透明に変化してきています。

そしてこのまま一気に活動モードへ移行かと思いきや、ここ数日の寒さでコロニー活動はかなり停滞しています。

この寒さは週末まで続くようです・・・

本格的な活動、そして期待していた産卵は来週以降、3月に入ってからになりそうです。


飼育ケースを自室の棚へ並べるようになったおかげで、いつでもアリ達を眺めることが出来るようになりました。

アメイロケアリのコロニーではいつみても大体こんな感じで働きアリが特徴のある分布をしています。
このコロニーは幼虫が30弱くらいで少ないんですが、1ヶ所に集められた幼虫を中心に血縁であるアメイロケアリが取り巻いています。

写真ではあたかも女王アリが働きアリを集めているかのように見えてしまいますが、観察しているとそれは違います。

中心となっているのは幼虫です。
女王アリはコロニー内をウロウロして最終的に幼虫の集められているところに帰って来るといった感じです。
ですので女王アリが移動してもこの分布は変わりません。
もちろん危険を察知して女王アリが集合フェロモンをだしたらこの限りではありませんが・・・

ただし、いつもこんな分布のままかというと、そうでもないようなんです。
↓これです。

3429.jpg

ふとみると、たまにこんな風に均一に働きアリが分布していることもあります。

昨年、このコロニーで給餌のあとに血縁同士が集まるというおもしろい現象を観察しました。
そういった行動とも何か関連する現象の一つなのかも知れません。




女王のお腹が今とんでもないくらいのボンレスになっています。
これではまるでシロアリの女王のようです。

ひと月ほど前、給餌をきっかけにボンレス化したと書きましたが、これを見る限りそのときの比ではありません。
春を目前に控えいよいよといった感じです。


先週から室温で管理をするようになって、ほとんどのアリで徐々に活動モードへ移行してきています。
コロニーの活性も格段にあがってきており蜜エサの食いもかなりよくなっています。

と、ヒゲナガアメイロケアリの女王にばっかり目がいってましたが、よくみると、働きアリが幼虫に死んだ働きアリをバラして与えているではありませんか!

3436.jpg

ヒゲナガアメイロケアリではまだ幼虫の成長は見られません。
もちろん産卵もまだです。
ですがそろそろ、蜜エサだけでなくタンパク系のエサを与え始めないといけないのかも知れません。
ミールワームを買いにいかなければ。
クロオオアリとムネアカオオアリ、女王アリの腹部が少しずつではありますが大きくなってきました。
もしかしたら、春に向けて越冬モードを解き始めたのかも知れません。
とはいえ、まだまだハテナマークいっぱいです・・・

先週末の異常な暑さが影響したんでしょうか。



実は、暑さの影響も気になったので、その日を境にアリ達を私の部屋へ移動させました。
当然、今までより暖かい環境(15~20℃)に置かれています。

よく見ると、クロオオアリでは数個体の幼虫の体色が越冬状態の薄い黄色から活動状態の白く透明な体色へと変化していました。

昨年飼育していたムネアカオオアリの初産卵は3月11日、クロオオアリは3月18日でした。

今年はどうなるのか、これからどう推移していくのかとても興味が持たれます。
私が枝折した木はコレです。

  3413.jpg

枝ぶりはこんなで、遠目に見てかなり目立ちます。

葉が無い状態で聞くのもなんですが、これはなんていう木なんでしょうか?

ある程度管理された遊歩道に植えてあったので名の知れた木のような気もしてますが・・・


3419.jpg

近くでみるとこんな感じです。白い細い枝は1.5~2cm程。
半分くらいが枯れ枝で手で簡単に折れます。

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アリの出る木としてはイタドリや篠竹が有名なようですが、恥ずかしながら私はまだ見たことがありません・・・
先日の枝折でみつけたコロニーですが、枝を割り切らなかったので未だ種類がわかっていません。
しかし、部屋が少し暖かかったからでしょうか。
隙間から覗いてみると中で働きアリが動き回っているのが見えました。

期待して待っていると・・・

 顔を覗かせて周囲をうかがい・・・

枝から働きアリが出てきてくれました!
というよりも、そばに蜜エサを置いて誘い出しました。^^;

3400.jpg  3403.jpg

色からしてウメマツオオアリかと思いきや、よく見ると腹部に斑点がある・・・
ヨツボシオオアリ、なのでしょうか・・・

調べてみると樹上営巣種でお腹に斑点があるアリは他にもまだいるようです。
ナワヨツボシオオアリなんて、実にそれっぽそうです。笑

はたしてどれなんでしょうか。
これ以上は飼育しながら私の同定眼を磨くしかなさそうです。

3412.jpg

1匹しかいない働きアリ。
蜜エサを食べてくれたのでまずは一安心です。
昨年夏の寄生実験について一つ大事なことを忘れていました。
宿主であるトビイロケアリの紹介です。

2007年夏に捕まえたこの女王、とにかくよく卵を産んでくれました。
アリ飼いの皆さんが言うところの、いわゆる『当たり』の女王だったのではないでしょうか。
今回寄生に使ったトビイロケアリの働きアリと繭は全てこのコロニーから調達しました。
もっというと、このコロニーがいたからこそ私は寄生実験にチャレンジすることが出来ました。

1年目の越冬期。
働きアリはだいたい100匹くらい、記憶が曖昧ですがワーカーは200匹は超えてなかったと思います。
そしてかなりの偏食で餌やりにとても苦労しました。

それが春を迎えてからは一変。
働きアリが増えるにつれ偏食もなくなり、急に何でもよく食べるようになりました。
そして産む産む。
とにかく産卵数が半端なく常に女王の体の3倍以上もの卵塊が維持されていました。
コロニーは働きアリが毎日わんさかと生産されてくる状態・・・まさに爆殖。

 撮影は2008年8月。

以前のブログに寄生種女王の産卵量は凄まじい、と書きましたが、ホストであるトビイロケアリも同じく凄まじい産卵量を誇っていました。
これはケアリ属に共通の特徴なのでしょうか。

ただ面白いことにこの女王、一度もボンレス状態にはなりませんでした。
写真のようにいつもお腹は小さいまま。
でもしょっちゅう産卵が見られるくらいよく産みます。
このトビイロケアリ女王を見ていると、女王のボンレスが産卵のバロメーター、とは必ずしもいえないようです。

女王の腹部ボンレス化は、栄養の貯蔵か?産卵器官の発達か?

飼育したトビイロケアリ女王を見ていると、少なくとも初期は栄養貯蔵によるところが大きいのではと感じています。
また、こないだのヒゲナガアメイロケアリの様子を見るにつけ、なおさらそう思わせます。
ワーカーが増え常に栄養を得られる環境にいられれば、ボンレス(貯蔵役)になる必要がない、ということなのでしょうか。

もちろん、この1コロニーのことだけでは何とも言えませんね。
個体差によるところも大きいと思います。


・・・
このトビイロケアリのコロニーですが、残念ながら昨年秋に壊滅させてしまいました。
飼い主である私の入院によってなのですが・・・
忍びないことをしてしまいました。

2868.jpg 在りし日のトビイロケアリ

飼い主が取りやすいところに繭を置いてくれてました!笑
野外採集・・・とはいっても、散歩がてらぶらぶらしながら遊歩道脇の手が届く枯れ枝をポキポキと折ってみました。

狙い(希望)はウメマツオオアリやヨツボシオオアリ。
初期コロニーでもでないかなぁと。
そう、私のこだわりは初期コロニーです。

そして・・・
2本目を折ったら、出ました。

枝を完全に割らなかったのでコロニーの全容は把握出来てません。

3384.jpg

枝を割りたい衝動を抑えつつ、さけた隙間から中を覗いてみたら女王と小さなワーカー1匹、そして越冬幼虫5,6匹が確認できました。
おそらく昨年飛行の1年目。
見事(?)狙い通りのコロニーを見つけることができました。

いまは湿らせたティッシュを入れたプラケースへ枝ごと入れています。

聞くところによると樹上営巣種の立ち上げは難しいようですが、春になって少しずつでも増えてくれないかなぁと期待しています。

ちなみに枝折1本目はクモでした。
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