小さな世界の奥深さに魅せられてしまった飼い主の備忘録。
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アメイロケ孵化
写真の左下と左上にちょこちょこっと幼虫が!!
ついに幼虫が誕生しました。

いつものように観察していると、ふと、ひと塊だけなんだか扱いの違う塊が!
虫眼鏡でよーーーく見てみると、10匹程の幼虫たちが!!
思わず「おっ!」と声を上げてしまいました。

7/17の産卵からここまでほぼ4週間。まさに卵の期間はオオアリ並でした。
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最後はヒゲナガアメイロケアリ。

実は、私が試みた寄生のなかで一番容易だと感じたのがこのヒゲナガアメイロケアリです。
最初のトビイロケアリWの導入から追加したWまで女王への攻撃はほとんど見られませんでした。
理由はわかりません。
ただそのお陰でトビケWと繭の導入はあまり気にせずに行うことができました。
それこそ、ほいほいと放り込んでました。
とはいえ生き物に 『急』 は禁物、ワーカーも繭も1度に放り込む量は10~20匹(個)くらいに留めておきました。

7/6早朝(AM6:30頃) ヒゲナガアメイロケアリ新女王採取

PM11:30頃  寄生作業開始。
 ※諸事情で採取後すぐに作業が出来なかったが17時間を経た後でも寄生ができた。

  夜  ↓弱らせたトビケW1匹を導入。
        ・トビケWはピンセットでつまんで(潰して)弱らせた。 
        ・容器は直径5cm×高さ10cm程の瓶。
     ↓Wを見つけた女王はみはみ開始
     ↓はみはみ後におい付け行動開始
        ・はみはみしたWは足元に放置。以後興味示さず。
     ↓におい付けが終わりウロウロしだしたらWを導入。
     ↓W10 繭3 導入  敵対行動見られず。

7/7 W30 繭30 導入
7/11 石膏入りプラケースへ引越し
7/14 ミルワーム1/4を与える (ここまでは蜜エサのみ)
7/29 産卵 1個
7/30 卵 合計15個

8/2  卵 合計30個
     28700801h.jpg

8/10 W100 繭50 導入 
    卵 女王の腹部くらいの卵塊1つ。 W数の合計は300匹以上になる。
     29050811h.jpg    
     ※平行して寄生中だったヒゲナガ女王が死んでしまい残されたトビケワーカーと繭を一気に導入。
     ※女王への攻撃なし。
     ※導入後、突然女王がオネダリを連発する様子が観察される。
     ※トビケWの産卵を目撃。さらにその卵を女王が食卵する。

8/11 卵 女王の腹部くらいの卵塊2つ →ボンレス化&短期大量産卵
     29190811h.jpg
     2つの卵塊のうち下の方が1日で産卵したであろう卵塊。

8/12 卵 女王の腹部くらいの卵塊4つ
8/24 卵 女王の腹部くらいの卵塊9つ


ヒゲナガアメイロケアリもクサアリモドキと同じく腹部のボンレス具合にはほんとに驚きました。
しかも私が飼育したヒゲナガの場合は少しずつではなく一気に、それこそ1日でボンレスになりそして大量産卵。
     28930810h.jpg ちょっと結露で見難いですが・・・
            翌日
     28980811h.jpg 節がまさにアメ色でとても綺麗です。


『短期大量産卵』
他所で飼われているモリシタケアリでもこういった短期大量産卵が観察されたそうで、このような産み方をするのはケアリ属寄生種に特長的な産み方なのでしょうか?

ここではトビケWと繭の大量導入がきっかけとなって短期大量産卵が起きました。
トビケWの数がヒゲナガ女王の産卵に影響を与えているのは確かなようです。
閾値としては200匹以上というところでしょうか。
200匹以上のトビケWと大量の繭(若いワーカー数)でコロニーを整えることが、飼育環境で寄生状態を安定させるために必要な条件かも知れません。

にしてもこの産卵量はどうでしょう!
空恐ろしささえ覚えます・・・
一体寄生種の産卵器官ってどんなんなってるんでしょうか?
食べたそばから卵に変換・・・その変換スピートが尋常ではありません。


今回、トビケWの産卵とその卵をヒゲナガアメイロケアリ女王が食卵するところを観察することができました。
まだトビケWの腹先についたままの卵を女王が触角で発見するや否や、卵を咥えてなかば強引に引き抜きはみはみ・・・食べてしまいました。

この行動は単に栄養源として食べただけなのでしょうか?

ヒゲナガ女王が自分の卵かそうでないかの区別がついているのは見ていて明らかでした。
寄生という状況下(タイミング)でのトビケWの産卵はたまたまなのか必然か、そして寄生女王の食卵・・・
宿主と寄生種との関係にはまだまだ何かあるような気がしてなりません。
『寄生種新女王にホスト(トビイロケアリ)を少しずつ追加していく』という方法で寄生を試みました。

クサアリモドキ新女王は導入したトビケWとほとんど何事も無く馴染んでくれました。
でもどちらかというと、馴染んだというよりもどこか他人行儀。
モドキ女王とトビケWはよそよそしく同居してる、というような雰囲気でした。

しかし!

そのよそよそしい態度は導入したトビケWに対してだけ。
繭から羽化したてのまだ色づいていない若いワーカーに対しては違いました。

クサアリモドキ女王が若いトビケWを見つけるや否や、執拗に栄養交換を求めたのです。
その 『おねだり』 はワーカーが倒れてしまうくらい強力なものでした。
 (もう空腹には耐えられん!と言わんばかり)

この行動は産卵間際まで見られました。
常に女王に取り巻きが出来る頃からはこの傾向は弱まりましたが、それでもたまに羽化間もないワーカーを見つけるとわざわざ選んだようにオネダリをします。

ということは、おそらく寄生初期の栄養循環は、

成熟ワーカー  →  羽化間もないワーカー  →  寄生種女王

かも知れません。
もっというと、そのルートしかトビケ側が受け付けないのかも知れません。
色づいてからだと確認しようがないですが、女王の取り巻きも案外若いワーカーで構成されている可能性もありそうです。

もしかしたら、野生ではクサアリモドキ新女王はトビイロケアリのコロニーへ侵入後、居場所として繭部屋を目指すのかも知れません。


7/6早朝(AM6:30頃) クサアリモドキ新女王3個体採取 →うち2匹はその日の夜に何故か弱り死亡

   PM11:30頃  W10 繭3 導入   直径5cm×高さ10cm程の瓶を使用
     ※諸事情で採取後すぐに作業が出来なかったが17時間を経た後でも寄生ができた。

7/7 W40 繭10 追加
     ↓グルーミング、栄養交換確認
7/11 石膏入りプラケースへ引越し
7/14 W20 繭20 追加
   ミルワーム1/4を与える (ここまでは蜜エサのみ)
7/15 産卵 合計2個
7/16 卵 合計5個
7/17 卵 合計10個
7/19 卵 合計20個 ←およそ
7/22 卵 およそ40個 ←数えることをここでやめました。
7/25 卵 女王の腹部の倍くらいの卵塊。

7/30 卵 女王とほぼ同じ大きさの卵塊にまで達する。
     28540729.jpg

8/13 卵 女王ボンレス
     2940813.jpg

     
8/24の時点でまだ卵
9/15 女王死亡


クサアリモドキのボンレス、今回生まれて初めてみました。
仰天です。
捕まえたばかりのときの腹部はとても小さく、その色艶からとても硬いという印象を与えるくらいだったのに、いやまさかこんなにも膨らむものなのかと。

そしてそのボンレス化したお腹の印象を裏切ることなく、一晩で卵塊が出来上がるほど産卵量も半端ないものでした。


がしかし・・・


残念ながらクサアリモドキの女王は死んでしまいました。
飼い主の入院により8/24の給餌を最後に9/15まで全く世話をすることが出来ませんでした。
絶食に耐えられなかったのか、夏場の高温に耐えられなかったのか、9/15に観察したときには卵は全てなくなり、女王はゴミ捨て場に埋もれてました。
ちなみにホストのトビイロケアリのワーカー達はなんら変わりなく生きていました。

やはり夏場の高温に耐えられなかったのでしょうか。
埋もれてた様子から、女王はかなり早い段階で死んでしまったような気がします。
野生だと寄生種新女王はホストであるトビイロケアリコロニーにそれぞれの方法で侵入していくようです。
しかしながらここは飼育環境、先達の成功事例 『寄生種新女王にホスト(トビイロケアリ)を少しずつ追加していく』 という方法で試みてみました。

結果としては馴染み方がアメイロケアリ、ヒゲナガアメイロケアリ、クサアリモドキそれぞれ3種3様で画一的にはできなかったということ。
それぞれの様子をみながら、自分なりの感覚で、ホスト追加の『さじ加減』を判断していきました。

そのさじ加減が正しかったかどうかはわかりません。
ですが馴染ます事には成功したので、あながち外れてはいなかったのかと・・・

以下はアメイロケアリについて私が試したことの覚え書きです。
アメイロケアリは寄生の段階でトビケWの敵対行動が一番強く現れ、寄生を試した3種の中では一番難しいと感じました。


7/6早朝(AM6:30頃)アメイロケアリ新女王採取

PM11:30頃  寄生作業開始。
 ※諸事情で採取後すぐに作業が出来なかったが17時間を経た後でも寄生ができた。

  夜  ↓弱らせたトビケW1匹を導入。
        ・トビケWはピンセットでつまんで(潰して)弱らせた。 
        ・容器は直径5cm×高さ10cm程の瓶。
         IMGP3059.jpg

     ↓Wを見つけた女王はみはみ開始 (30分くらい?)
     ↓はみはみ後におい付け行動開始 (30分くらい?)
        ・はみはみしたWは足元に放置。以後興味示さず。
     ↓におい付けが終わりウロウロしだしたらW1を導入して女王との相性チェック。
        ・導入するWの選別は適当
        ・激しく攻撃するWは除去。
          速攻噛み付く、威嚇行動(女王に対してアゴを開いてカッカッと体を震わす)
     ↓W3導入したところで様子見。
        ・結局敵対行動を示さないのは1匹のみ
     ↓しばらくしたら結局2匹のWが女王の足に噛み付いていた。
     ↓噛み付いていたW1匹は除去できたがあと1匹は除去できず。
     ↓あきらめて放置してたら1時間後くらいにはみはみしていた。
     ↓はみはみ後しばらくにおい付け行動。
7/7  W9 繭9 導入
        ・攻撃的なWは除去
     ↓しばらくしたら結局1,2匹のWが女王の足に噛み付いていたが放置。
     ↓その後はみはみ、におい付け行動確認。女王は傷なし。
7/8  W20 繭20 導入
    W17 様子を見ながらさらにWを追加導入
        ・Wを追加導入すると必ず何個体かは女王を攻撃する。
        ・この頃までは頻繁ににおい付け行動が見られた。

 ※女王への攻撃があまり続くのもなんなのでワーカー導入はここでストップ。
   あとは繭の導入のみで維持しました。

7/11 石膏入りプラケースへ引越し
7/14 初めてミルワーム1/4を与える (ここまでは蜜エサのみ)
7/17 産卵確認 合計10個
7/19 卵 合計20個
8/1  卵 合計100個以上 トビケWは繭から羽化し始め70匹くらい

8/10 コロニーの様子
     28960810.jpg

8/11 幼虫30匹程 孵化


アメイロケアリは導入当初から女王を攻撃するワーカーが多く、追加導入したワーカーからも攻撃を受けることが多かった。
におい付け行動は見られたのに、なぜだろう?


アメイロケアリ新女王へのホストWの攻撃は主に足への噛み付き。
同時に2匹までの噛み付きならば女王はジッと動かないで耐えしのげそうだったが、3匹以上での同時攻撃だとさすがに耐えられないのか体をくの字に曲げて応戦。
当然、体制を崩して体は飼育ケースの床に転がる。
と同時に周りのWも興奮しだして・・・どうみてもこれは危うい。

本当はいけないんだろうと思いつつ飼い主介入。
女王を一時隔離。

女王の足に執拗に噛み付いて離れないワーカーを小さい絵筆で女王の足をすくようにして除去。
それでも引き離せないWは、しょうがない・・・
1,2匹程度ならまぁ何とかなるだろうと思いそのままコロニーへ戻しました。

しばらくすると噛み付いてたWは女王がしっかりとはみはみしてました。そしてにおい付け行動。
どうやって噛み付いてたワーカーをはずしたんだろう?
もう少し根気よく眺めてればよかった・・・

ここでふと一つの疑問が・・・

トビイロケアリは本当にアメイロケアリのホストなんだろうか???

アメイロケアリはトビイロケアリと本当に馴染みにくかった。
女王を捕まえた時すでに他のコロニーのにおい付けを済ませていた個体だったから、なのだろうか?
あるいはこの方法が本来の姿とは違うことから、やはり何かが違っていたから、なのだろうか?

習性を利用した飼育法の模索・・・結果オーライとはいえまだまだ不安要素だらけです。
去年、ふとした拍子にアリのホームページを見てしまってからはや1年。
子供のころアリ飼育に没頭した思いが蘇り、気が付いたら新女王を飼い始めてしまってました。汗

そして今年、アリ飼い2年目にして寄生種に挑戦。
そもそも、アリ関連のホームページを見るまでは他種のコロニーに寄生して増えるアリがいること自体、知りませんでした。
と同時に、子供のころ飼っても決してうまくいかなかった女王アリ、姿形からトビケの親戚くらいとしか思っていなかった女王アリがまさにその寄生種であることがわかり、無謀だと思いつつもどうしても確かめてみたくなり(飼ってみたくなり)ました。
もう一つ、野外でたまたま見つけたアメイロケアリのコロニー、その時は寄生種だと知りませんでしたが、なんと色合いが綺麗なアリなんだと魅入ってしまいました。
そう、私は飴色系のアリが好きなんです。

アメイロケアリのホストはトビイロケアリ。
それならちょうど去年採取したトビケ新女王のコロニーがいま絶好調なくらい増えてきている。
今なら好きなとき好きなだけ繭とワーカーを調達できる。
ならばと飛行時期を調査、まさにその時には早朝散歩(新女王探し)をしてました。

なぜ早朝か?
確かにいろいろなところに夕方から夜飛行とあったのですが、実は子供のころ、朝に寄生種らしき新女王が歩いていたのをよく見かけたからです。
経験を・・・信じてみました。

うまく採取できたのはアメイロケアリ1個体、ヒゲナガアメイロケアリ4個体、クサアリモドキ3個体。
いずれも道路のはじをウロウロしてました。
クサアリモドキは捕まえるつもりはなかったのですが、ウロウロしているのを見てしまったらうっかり捕まえてしまいました。

アメイロケアリは新女王同士を一緒にするとケンカするんですね。
2匹目を捕まえてケースに入れたとたんに大喧嘩。
寄生意欲に溢れて殺気立ってるのか何なのか・・・とにかく互いに殺しあってもらっては困るので以後捕まえたアメイロケ新女王は個別にケースに入っていってもらいました。
ちなみにクサアリモドキはいたって平穏。
同じ所に入れても我関せずというか互いに無関心というか。

アメイロケのうち何個体かは見つけたときトビケの行列の近くにいました。
行列から数センチ離れたところでワーカーを咥えてハミハミしてる最中だったり、見つけたうちの1匹はワーカーを咥えたままトビケの行列と一緒に歩いてました。
まさにこれが寄生の瞬間、もしかしたら貴重な瞬間だったかも知れません。
あぁ捕まえちゃってゴメンなさい・・・

実はこのときまだアメイロケアリとヒゲナガアメイロケアリの区別がついてませんでした。
アメイロケかと思ってたアリはヒゲナガでした。
これも先達の方々のホームページに詳しく違いが述べられていて、それを参考に飼育し始めてからあらためて見極めました。

ふと、子供の頃よく見かけてたのはヒゲナガアメイロケアリだったかも知れません。
その姿かたちや色合いと艶、見覚えとして引っ掛かるのはヒゲナガ。
ぼやけた記憶なので定かではありませんが、でもそんな気がします。


↓採取にとても重宝しているプラケース。100円ショップにて購入。
サプリケース
こいつは大変な優れものだと思ってます。
開け閉め簡単。コンパクト。
新女王や餌の採集、仕切りに穴を開けて新女王の飼育にも使ってます。
でも小型種ワーカーはフタの隙間から逃げます・・・
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