小さな世界の奥深さに魅せられてしまった飼い主の備忘録。
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結論から言います。

失敗です。

昨年、多雌が崩壊してしまったキイロシリアゲアリ。
越冬管理(4℃)の状態で昨年捕獲した新女王3匹を導入しました。

IMGP5122.jpg

越冬状態では馴染んでるように見えました。攻撃は見られなかった。
今月、越冬管理から室温管理に戻して1週間後、見事に3匹ともバラされてしまいました。

女王は抵抗した様子はなく、働きアリに一方的に攻撃されてたように見えました。
その様は昨年観察された多雌崩壊と同じでした。

女王がいなくなってから半年以上が経過し、いわゆるコロニー認識が甘くなってると思ってたんですが見事に予想と反してしまいました。
女王の存在がコロニー識別に重要な意味を果たしてると思ってたんですけどね。
どうやらそうでもないらしい。

あるいは、一度多雌創設に失敗したコロニーだから、でしょうか?

いや、それ以前に「やり方」がまずかったのかも知れない。

いずれにしても安易でした。うーん・・・


体表面の炭化水素比、がコロニー識別の役をなしてるそうですが、私はそれがきっちり厳密なものではないと思ってます。
そしてさらに、種によって識別が多少甘いものから厳密なものまで幅がある、とも感じています。

でも、その曖昧さの範疇が私にはまだ掴めない。

どれくらいが許容なんだろう?
何か条件が揃えば許容できる範囲は広がるんだろうか?
究極的に、コロニー識別をリセットする、あるいはまっさらにすることは出来るんだろうか?

先達のアリ飼いの方々の報告をみると、働きアリを足してコロニー拡大をはかったり、はたまた女王のいるコロニー同士を合体させた報告があるが、たまたまという要素が多分にあるようにも感じますし、非常に難しい技術であることはうかがい知れます。

私にはまだ敷居が高かった。

キイシリは多雌創設だから認識が甘くなってるだろう、は甘かった。
一度コロニーとして立ち上がったら意外とシビアなのかもしれない。


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3/30に卵が2個あるのを確認。

ただその後は産卵をしていないようで、今日みても卵はまだ増えていない。

変化は僅かですが少しずつ幼虫も成長し始めたのが見て取れます。

このコロニーは越冬に入ってから今日までロスなく来ています。
条件がいいんだろうか?

ハリブトシリアゲアリは野外の枝折りだともの凄い数が出てくるので、さぞや爆殖かと思いきや、立ち上げは拍子抜けするほどゆったりです。
うまく飼育していけたとして、働きアリがある程度の数に増えてきたら、それから一気に尻上がり的に増えてくるんだろうか。

今年、どんな増え方をしてくれるのか楽しみです。

多雌が崩壊して女王がいなくなってしまったキイロシリアゲアリ。
先日、働きアリが産卵した、と紹介しましたが、最近さらにおもしろいことが起こっていることに気がつきました。

写真右側のケース、明らかに扱いの違う幼虫が7個体いることに気がつきました。
IMGP5201.jpg

↓拡大してみてみると、


幼虫が働きアリを強く惹きつけてるのか、常に5匹以上の働きアリに取り囲まれていて明らかに特別扱い。
置き場所も他の越冬幼虫とは別部屋です。

↓さらに拡大してみると、、、
IMGP5188.jpg

はて?働きアリの幼虫ってこんなでっぷりとした感じだったっけ?

もしやこれは、有翅メス???

いやいや、有翅メスにしてはまだまだサイズが小さい。
このまま働きアリになる可能性だってまだ捨てきれないし、栄養タンクにされてるだけなのかも知れない。

↓ちなみにこちらがケース左側にある働きアリになるであろう越冬幼虫。数はこれで全てです。
IMGP5184.jpg

ただ冬のこの時期、この幼虫はもうこれ以上成長しないかも知れません。
とはいえ、この幼虫がいるせいかどうか、このコロニーは餌の食いがもの凄くいいです。
食欲いまだ衰えず・・・

春を迎えて果たしてどうなっていくのか、とても楽しみです。


カウント
Q0 働きアリ700くらい 幼虫40くらい


働きアリ4匹を生産して今年の活動は終了したようです。
幼虫はその後あまり成長せず。

このまま越冬に向かいそうです。

カウント
卵0 幼虫12 働きアリ4


多雌が崩壊してからおよそ4ヶ月ちょいが経ちました。
少し考えがあって、女王がいなくなってからもコロニーを維持しています。

ふと今日コロニーを見てみたら、10個ほどの卵があることに気がつきました。
はて?働きアリが産んでいるのでしょうか。

いまこのコロニーには幼虫が30ほどしか残っていません。
夏にとてもたくさんあった幼虫や蛹の数を反映するほど働きアリの数は思ったほど増えませんでした。

コロニー全体としては安定しているんですけどね。
自然減か淘汰か、はわかりません・・・


やっと働きアリが誕生しました。

あと蛹が2個。

残りの小さな幼虫達は果たして成長するのでしょうか?
興味が持たれます。
9月13日に飛行したハリブトシリアゲアリ。
観察だけのつもりが、ついつい・・・1個体だけ捕まえて飼育しています。

9月19日には産卵を確認できました。

↓9月末頃の様子。卵は7,8個くらいでしょうか。
IMGP4854.jpg

このハリシリ女王は石膏を敷いたクリームケースで飼育しています。
そして2cm角くらいの湿らせた朽木も入れました。
朽木を入れると思いのほか湿度が安定するみたいで吸水の手間が減りました。

最近私は『木』に関わりのあるアリには朽木を必ず入れるようにしています。
新女王には小さい密閉容器とお守りのような朽木、この組み合わせは私の中ではセオリーとなりました。

↓今日(10/18)の様子。蛹が2つに全蛹が2つ。
IMGP4937.jpg

あともうちょっと。
なんとか寒くなる前に働きアリが誕生しそうです。
なんと・・・最後に残った女王がワーカーによって殺されてしまいました。
もうこのコロニーに女王はいません。
働きアリによって、全ての女王が排除されてしまいました。

一体どういうことか・・・わかりません。

女王の淘汰は全て働きアリによって行われました。
女王の突然死によるコロニー崩壊は別として、働きアリによってコロニーを崩壊へと導く行動が起こるとは思っても見ませんでした。
もちろん、飼育下という条件が何がしかの影響を与えて、コロニー崩壊を導いてしまったのかも知れませんが・・・

でもしかしです。『増える』という自然の摂理に反するような出来事が、どうも解せません。


発展したキイロシリアゲアリのコロニーは単雌が多いそうです。
もし多雌創設からの発展が成り立つとするなら、そのプロセスはかなり危ういバランスの上に成り立っているのかも知れません。

バランスなのか、拮抗なのか、原因はわかりませんが、このコロニーを維持していた何かが崩れてしまったことは間違いありません。
と、いうのも・・・

小さいが故にはじめはグルーミングかと思ってたんですが、よく見てみると・・・

↓一見普通に見えます。
4553.jpg

↓がしかし、拡大してよく見てみると、そこここで1匹の働きアリを複数の働きアリが襲っています。
4552.jpg   4555.jpg

もう死んでしまったいずれかの女王の働きアリが、別な女王の働きアリを襲っているのでしょうか?

ですが、この行動がまた不思議なんです。
一気ではなく、コロニー内でジワジワと起こっているんです。

いずれにしても、このコロニーは、わからないだらけのまま衰退することが確定してしまいました。
残念です・・・
0262.jpg

ついに最後の淘汰が行われました。
結果、このコロニーは女王が1匹だけとなりました。

↓こちらが最後に残った女王。今からはこのコロニーの主です。
0271.jpg

↓どっちゃりある蛹と幼虫。今年生まれた働きアリはみな大型化しました。
0274.jpg

しかし、一体何を基準に最後の女王が選ばれたんでしょうか?
人間の眼からでは何もわかりません。

そして淘汰は全て働きアリによって行われました。
これも結果として何らかしらのことを示しているのかも知れませんが、わかりません・・・

多雌でコロニーを創設し、やがて単雌に。
これが多雌創設の一つのパターンなのかも知れません。

ちなみに、このタイミングでこのコロニーでもオスアリが1匹だけですが生まれてました。
0282.jpg

これも何かしら関係しているのでしょうか・・・?

うぅーん、わからないことだらけです。



ヨツボシオオアリ、かどうかはまだ定まってない今年枝折で採集したヨツボシオオアリ。

越冬幼虫が無事に育ってるらしいことはわかってましたが、ふと餌やり後に目をやると・・・

2匹になってる!

写真、上の小さい方が昨年からいる働きアリ。そして下の方が今年誕生した働きアリ。

体格も先輩に比べ一回り大きくなってるようで頼もしい限り。
これでこのコロニーも一安心。
この調子で少しずつ少しずつ発展していって欲しいです。
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