小さな世界の奥深さに魅せられてしまった飼い主の備忘録。
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昨年夏の寄生実験について一つ大事なことを忘れていました。
宿主であるトビイロケアリの紹介です。

2007年夏に捕まえたこの女王、とにかくよく卵を産んでくれました。
アリ飼いの皆さんが言うところの、いわゆる『当たり』の女王だったのではないでしょうか。
今回寄生に使ったトビイロケアリの働きアリと繭は全てこのコロニーから調達しました。
もっというと、このコロニーがいたからこそ私は寄生実験にチャレンジすることが出来ました。

1年目の越冬期。
働きアリはだいたい100匹くらい、記憶が曖昧ですがワーカーは200匹は超えてなかったと思います。
そしてかなりの偏食で餌やりにとても苦労しました。

それが春を迎えてからは一変。
働きアリが増えるにつれ偏食もなくなり、急に何でもよく食べるようになりました。
そして産む産む。
とにかく産卵数が半端なく常に女王の体の3倍以上もの卵塊が維持されていました。
コロニーは働きアリが毎日わんさかと生産されてくる状態・・・まさに爆殖。

 撮影は2008年8月。

以前のブログに寄生種女王の産卵量は凄まじい、と書きましたが、ホストであるトビイロケアリも同じく凄まじい産卵量を誇っていました。
これはケアリ属に共通の特徴なのでしょうか。

ただ面白いことにこの女王、一度もボンレス状態にはなりませんでした。
写真のようにいつもお腹は小さいまま。
でもしょっちゅう産卵が見られるくらいよく産みます。
このトビイロケアリ女王を見ていると、女王のボンレスが産卵のバロメーター、とは必ずしもいえないようです。

女王の腹部ボンレス化は、栄養の貯蔵か?産卵器官の発達か?

飼育したトビイロケアリ女王を見ていると、少なくとも初期は栄養貯蔵によるところが大きいのではと感じています。
また、こないだのヒゲナガアメイロケアリの様子を見るにつけ、なおさらそう思わせます。
ワーカーが増え常に栄養を得られる環境にいられれば、ボンレス(貯蔵役)になる必要がない、ということなのでしょうか。

もちろん、この1コロニーのことだけでは何とも言えませんね。
個体差によるところも大きいと思います。


・・・
このトビイロケアリのコロニーですが、残念ながら昨年秋に壊滅させてしまいました。
飼い主である私の入院によってなのですが・・・
忍びないことをしてしまいました。

2868.jpg 在りし日のトビイロケアリ

飼い主が取りやすいところに繭を置いてくれてました!笑
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