小さな世界の奥深さに魅せられてしまった飼い主の備忘録。
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アメイロケアリはコロニーからホストであるトビイロケアリが全ていなくなった後で、果たしてトビイロケアリの繭を受け入れるのだろうか?

以前どなたかのブログで、アメイロケに全て置き換わった後ではトビケ繭は受け入れられない、との記述を読んだ記憶があり・・・

果たしてどうだろうか?
追試を兼ねて実際に自分で確かめてみました。

結果、先達の報告通り 『受け入れない』 という結果でした。


ちょうど女王だけが死んでしまったトビイロケアリのコロニーがあったので、残された繭全てを3年目アメイロケアリのコロニーに入れてみました。

最初の反応、トビケ繭そのものへの興味が薄いようです。
それでも少しずつ、ごく一部のアメケWが繭を巣室内へ運び始め最終的には入れた繭全てが運び入れられました。

以後、見ていると日に1、2個ずつ、恐らく(間違いなく)トビイロケの繭が食べられていました。

アメイロケにしてみれば 『扱いは繭ですが、用途はエサ』 だったかも知れません。

入れた繭の数が50個以上と多かったせいなのかどうなのか、それでも数匹ですがちゃんとトビイロケアリが羽化してきました。
幾匹かは羽化まではさせて貰えたようです。

がしかしそれも僅かの間。

体色が黒く色づくことなく、羽化したトビイロケアリは数日のうちに全てコロニーからいなくなってしまいました。

アメイロケアリに排除されてしまったんですね。

見ている限りでは栄養交換すらして貰えてなかったようです。
たまに栄養交換してもらえても、逆に羽化したトビイロケからアメイロケが栄養を貰う方向のようで、それも貰うというよりも無理やり搾り取ってるというか、搾取に近い栄養交換・・・

居場所もコロニーの中心部から一番遠いところでポツ然とたたずむことが多く、完全に 『仲間はずれ』 の扱いでした。

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寄生の最終仕上げのプロセスを垣間見れた気がしました。


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最近になってやっとスイッチが入ったんでしょうか。アメイロケアリでやっと本格的な活動が始まったようです。

卵塊が増えてきていて、いま2つになりました。
4月末は卵塊が1つだけでしたので、ここ1週間ばかりで倍になったと思われます。

女王のおねだり行動も頻繁に見られるようになっています。
よくみると女王の腹部も少し膨らんできているようです。

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見ているとこの『おねだり』、どうやら2パターンあるようです。
女王自らが要求する場合と、働きアリが女王に食べさせようとする場合。

どちらも女王は『おねだり』しながら栄養を貰っているので同じといえば同じなんですが、きっかけが違うというか、気の利く働きアリがいる、といえばニュアンスが伝わるでしょうか。

女王が近づくと大顎をあけて、しかも口に少し戻した状態で『どうぞ!』と言わんばかりに構えます。
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でも『どうぞ!』をしている時間はすごく短くて、ちょっとでも女王が離れるとすぐにやめてしまいます。

女王が歩く先々でそういった気の利く働きアリがいるので、女王目線で言うなら、歩いてても常に顔の傍らにご飯が並んでいる状態に見えてるんではないでしょうか。
働きアリにしてみても、女王にあげたくてあげたくて仕方がない、という風に見て取れます。
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こういった行動は他のアリでは私はあまり見たことがありません。
寄生種ならではの行動、なのでしょうか。




アメイロケアリでやっと産卵が始まりました。
ホッとしました。

他のアリ達はどんどん産卵を始めてる中、唯一アメイロケアリだけが産卵を始めず・・・正直ヒヤヒヤしてました。
去年と比べると1ヶ月遅れの産卵開始です。

また、去年は産卵が先で越冬幼虫の成長が後からでした
今年は逆ですね。
越冬幼虫がどんどん繭を張り始めてるなか、いまやっと産卵です。

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とりあえずはこれで一安心。
うまく増殖サイクルが回りだしそうです。

卵は今のところ15個くらいでしょうか。

さてさて、卵塊はどこまで大きくなるでしょうか。
ワクワクしてきました。




アメイロケアリで越冬幼虫が繭をはり始めました。

玄関先から部屋に移してからも越冬モードと活動モードとの境がどうもはっきりしなかったんですが、どうやら(やっと)活動を開始したようです。
終齢で越冬していた幼虫もこれから順々に繭になっていくと思われます。

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ただ、エサの食いはそこそこなんですが、まだガッツく程ではありません。
女王のお腹もまだ小さいですし、あの特有のおねだりもまだ見られません。

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様子からして、本格活動はもう少し先になりそうです。


ところで、このアメイロケアリでは晩秋の頃から少しずつ働きアリが減っていきました。
働きアリの減少は越冬中も止まることはなく、越冬が明けてみればご覧のような死骸の山が累々と築かれました。
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現在の総数は全盛期に比べおよそ2/3か半分くらいでしょうか。

初年度ではこのような大量死はなかったので、今年は何かがよくなかったんだと思います。
もしかしたら、去年働きアリの増加に合わせて飼育ケースを大きくしたことで、逆に越冬中の環境が悪くなってしまったのかもしれません。
これはまた今年の課題です。

とはいえ、コロニー全体をみてみるといたって順調そうです。
越冬幼虫はたくさんいますし成長も始めました。

寄生種は爆殖・・・

産卵が始まりさえすれば十分復調するとみて心配はしていません。
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アメイロケアリは越冬したがらない種のようです。
成長させられるものはギリギリまで成長させて、冷え込みがより厳しくなったら諦める、というような感じです。

全体から比べれば半分以下ですが、かなりの数の幼虫が成長をして少しずつ繭をはっていってます。

この気温で果たして羽化まで至るのかとも思いますが、少ないながらも色の薄い若い個体もみつかるのでちゃんと羽化まで漕ぎ着けてるようです。

↓それでも大半の幼虫は越冬モードです。
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↓女王も健在。産卵は止まっています。
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秋に入って、このコロニーからついにトビケワーカーがいなくなりました。
次々と羽化してくるアメイロケアリに押されて、トビイロケアリは(追いやられて?)常に餌場にいるようになりました。
そこからは急とは言えなくとも、でも目に見えてトビイロケアリの数が減っていきました。
始めは寿命かなと思ってたんですが、でも見てるとどうもそうでもないような気も・・・

私の勝手な印象ですが・・・

トビイロケアリがお腹に蓄えてる養分は、全てアメイロケアリが巻き上げてるような感じがしました。
栄養交換の方向性が常にトビイロケアリ→アメイロケアリとなっていて逆がほとんど見られない。
トビイロケアリはひたむきにエサを巣内に運ぶ『献身的な運び屋』に徹してたような気がします。

ただこれは単に内勤と外勤の働き分け、とも取れるので何とも言い切れない部分はありますが・・

エサを口にしてるので餓死ではないと思ってはいるんですが、でもなんだか、ジワジワと体力を削られていって死んでしまった、そういった印象です。


このコロニー、いまだに生産活動をしているので中々越冬管理に移行出来ません。
もうここいらでいいだろう、と飼い主が踏ん切りをつければいいだけの話なんですけど・・・これが中々難しい。
成長している幼虫や繭があるのを見ると、ついつい惜しくなってしまいます。
先日のムネアカオオアリに引き続き、アメイロケアリにも朽木を与えました。
こちらも思うところアリアリでの試みです。笑

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↓入れた直後にはもうこのような状態。朽木大好きと言わんばかりの気に入りようです。
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そして、与えた朽木は日を追うごとにアリ達によって手が加えられ形を変えていきます。
日々変化していく様を日を追って記録してみました。

[アメイロケアリ 造形能力]の続きを読む
アメイロケアリは特に蜜系のエサが好きなようです。
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コロニーの調子がいい、という裏づけでもありますが、いつもこんな感じで『アリ山のアリ集り』になります。
見ていて気持ちがいいほどのガッツキっぷりです。

アメイロケアリにはいつも蜜系のエサを同時に2種類与えています。
昆虫ゼリーとメイプル水割りです。

すると、だいたいこんな感じになります。
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毎回こんなはっきりと分かれる訳ではありませんが、でも傾向は明らかにあるようです。
左が昆虫ゼリーで、右がメイプル水割り。

アメイロケアリとトビイロケアリでは好みが少し違うようです。
7月あたりから何となく産卵が止まっていたような印象がありました。
女王のお腹くらいの卵塊がそれ以上大きくならない。
ただ卵塊が小さくなっていくことはあっても、無くなることはありませんでした。

でしたが・・・

どうやら産卵が再開されたようです。
ここ数日のうちに一気に卵塊が2つに増えました。先週までは右の卵塊の半分くらいしか卵はありませんでした。
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また、産卵期(爆殖期?)特有の女王の強烈なオネダリも頻繁に見られるようになってます。
腹部も大きくなってました。
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あとどれくらいの卵塊ができるでしょうか。
春先ほどの勢いではないものの、それでも凄い勢いでまた産卵をしていることは間違いありません。

やはり、アメイロケアリは卵の産み方にムラ(周期性?)があるようです。

それにしても、何が産卵再開のきっかけとなったのでしょうか。
羽化が続いて繭がだいぶ減ってきた頃にスイッチが入った、というのは前回と同じです。
幼虫がほとんどいなくなり、繭の数が今はこれくらいになっています。
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もしかして・・・女王は季節を感じてる?
いま産卵している卵が孵化して、幼虫が成長を止める(越冬モード)かどうか、経過を注意深く観察していきたいと思います。
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働きアリが毎日ぞくぞくと羽化しています。

最近一気にアメイロケアリが羽化したせいか、ほとんどのトビイロケアリは巣の外にいるようになりました。

ですので飼育ケースは一面アメ色、そこに女王やわずかなトビイロケアリがいいアクセントとなってとても綺麗です。

そして、やはり・・・卵の産み方にはムラがあるようです。
幼虫は終齢(第一陣)と初齢(第二陣)とに分けられていて、その間をつなぐ大きさ(2齢、3齢)がほとんどありません。
また、卵塊も春先のように急激に増えることはなく、写真のように常に女王の体長くらいを維持しています。


エサの食いっぷりが最高によろしいです。
調子がいいコロニーというのはとにかく餌に対するガッツキが違う。
安心して見ていられます。

いまこのコロニーは幼虫育成に全勢力を注いでいるようです。

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越冬明けから1ヶ月にわたって産み続けられた大量の卵は次々と孵化し、今はこれだけとなりました。
そして女王の産卵はまだ止まったままのようです。

大量の卵に裏打ちされるだけの大量の成長中の幼虫たち。

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そして次々と生産されてくる繭、繭、繭。

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ちなみに越冬幼虫からの蛹はGW明けにかけてほぼ全てが羽化しきったようです。

さて・・・

いずれ女王の産卵が再開されると思いますが、果たしていつ頃になるでしょうか。
そのタイミングがとても気になるところで楽しみでもあります。
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